いぼ・ホクロ|谷町線天満橋駅すぐの形成外科|天満橋ほりお形成外科|大阪市中央区

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いぼ・ホクロ

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いぼ

「いぼ」とひとことで言っても、様々なタイプがあります。
病態によって治療法も異なりますし、中には悪性の皮膚がんである可能性もあります。
まずは適切な診断を行い、それに対する治療をご提案します。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

いぼ

難しい漢字で表現していますが、「尋常性=よくある」、「疣贅=いぼ」なので、「よくあるいぼ」という意味です。最も一般的に存在するいぼです。原因はヒトパピローマウイルスで、皮膚表面の小さな傷から侵入し、いぼを形成していきます。伝染するので、近くに多発することもあります。手の指や足の裏などに発症することが多いです。「たこ」や「うおのめ」とは病態が異なります。

治療方法

治療の基本は液体窒素による冷凍凝固法です。一回ではなかなか完治することがなく、複数回にわたり治療することが多いです。

扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)

これもヒトパピローマウイルスが原因のいぼです。顔面や腕などに発生することが多いです。いぼとはいえ、ボコッと隆起しているというよりは、その名の通り扁平(平べったい)のが特徴です。色は茶色っぽく、表面はザラザラしていることが多いです。後述する脂漏性角化症と似ています。ウイルスが原因なので、これも伝染して多発する傾向があります。好発部位である顔や腕は擦ることも多いので、目に見えないようなちょっとした傷からウイルスが侵入していぼを形成し、多発するのでしょう。

治療方法

・冷凍凝固法
・焼灼法
・炭酸ガスレーザーで蒸散

軟性線維腫(なんせいせんいしゅ) :スキンタッグ、アクロコルドン

首や脇の下に多発することが多いいぼです。これは単純に擦れることによる物理的な刺激が原因です。首に多発すると、見た目が気になり受診される方が多いです。脇の下や股関節部分にできたものは、かなり大きくなることもあります。これは隆起性でも扁平でもなく、有茎性(首根っこでつながったようなブラブラした状態)であることが多いです。首根っこの部分をハサミで切ってしまうのが一番手っ取り早いです。大きくなったものはしっかり局所麻酔をして手術で切除します。

治療方法

・ハサミで切除
・局所麻酔下に手術
・冷凍凝固

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう) :老人性疣贅

別名を老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)というように、年を重ねると出現してくるいぼです。長年の紫外線や物理的な刺激が原因で、「もともとは平らなシミだったところが盛り上がってきた」という話をよく聞きます。表面はザラザラしてドーム状に盛り上がり、茶色いのが特徴です。紫外線刺激が一因であるため、露光部位(日によく当たる部位)に好発し、顔面や手の甲などによくできますが、その他の部位にもできます。全身に多発し、急速に増加・増大した場合は、内臓悪性腫瘍が潜んでいることがあるため注意が必要です(Leser-Trelat徴候)。

治療方法

メスや炭酸ガスレーザーを用いて、表面を削り取るような治療をすることが多いです。

ホクロ

黒子、色素性母斑、母斑細胞性母斑ともいい、褐色から黒色の皮膚腫瘍です。生まれつきのもの、子供の頃にできるもの、大人になってからできるものなど様々です。皮膚の中の母斑細胞がメラニン色素を作り出し、全身のどこにでもできる可能性があります。色の濃さや大きさ、膨らみは変化することがあり、長い期間のうちに色が抜けてくるものもあります。基本的に「放っておいたらホクロが悪性化する」ということはないと考えますが、生まれつきの巨大色素性母斑は、皮膚がんの発生母地になる可能性があると言われています。あとは、ホクロだと思っていたら実は皮膚がんだったということもありますので、気になるものがあったらまずは受診してください。。

悪性かもしれないチェック項目

  • 直径が6mm以上ある
  • 形が不整で左右非対称
  • 辺縁がギザギザしている
  • 色調にムラがある、明らかに黒色が濃い
  • 急に大きくなってきた
  • 表面が傷になってなかなか治らない

治療方法

・切除術(特に悪性が気になる場合)
・炭酸ガスレーザーで蒸散