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皮膚がん
皮膚がんとは?

皮膚がんは、皮膚を構成する細胞が何らかの原因で悪性化することで生じる病気です。「がん」と聞くと不安に感じる方も多いかと思いますが、体の表面に生じるため他のがんと比べて目で確認しやすく、早い段階で適切な治療を行えれば、良好な経過が期待できるケースが多いという特徴があります。
皮膚がんの主な原因として、長年にわたる紫外線ダメージの蓄積が挙げられており、国内では高齢者を中心に患者数が増加傾向にあります。一方で、ほくろや色素斑と見た目が似ているものも多く、「ずっと前からあるから大丈夫だろう」「ただのしみだと思っていた」と受診が遅れてしまうケースも少なくありません。
皮膚の変化に気づいた時が、受診のサインです。日本専門医機構認定形成外科専門医として、「念のため確かめたい」という段階でのご相談から対応しています。大阪市中央区・谷町線天満橋駅すぐの天満橋ほりお形成外科へ、まずはお気軽にご来院ください。
こんな症状はありませんか?
- 以前からあったほくろの形・色・大きさが変わってきた
- 皮膚に傷やかさぶたのようなものができ、何週間も治らない
- できものから出血したり、じゅくじゅくした状態が続いている
- 顔や手の甲に、赤みを帯びたざらざらした斑点が出てきた
- ほくろか皮膚がんか判断がつかない黒いできものがある
- 皮膚のできものが短期間で大きくなってきた
皮膚がんの種類
皮膚がんにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴・悪性度・治療方針が異なります。どの種類であっても、早い段階で診察を受けることが重要です。代表的な5つをご説明します。
基底細胞癌(きていさいぼうがん)
日本人に最も多く見られる皮膚がんです。顔面(特に鼻の周囲・目のまわり・額・頬など)に生じやすく、黒褐色や青黒色の光沢のある盛り上がりとして現れることが多いです。中央がえぐれて潰瘍のようになるものもあります。進行は非常にゆっくりで、他の臓器への転移はほとんど起こりませんが、放置すると周囲の組織に深く広がっていきます。早期に切除できれば、予後は比較的良好です。
有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん)
頭皮、顔面、手の甲などに生じやすい皮膚がんです。赤みのある硬いしこりや潰瘍として現れることが多く、長年にわたる紫外線ダメージや慢性的な炎症・傷跡などが関与することがあります。日光角化症やボーエン病が進行して移行することもあり、基底細胞癌に比べて転移しやすいため、早期の診察と対応が重要です。
悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)
メラノーマとも呼ばれ、皮膚の色素を作る細胞(メラノサイト)が悪性化したものです。皮膚がんの中で最も悪性度が高く、転移しやすい点が特徴です。ほくろに似た黒い病変として現れることが多く、足の裏や爪の下にできることもあります。「非対称な形」「ギザギザした輪郭」「色のムラ」「直径6mm以上」「盛り上がり、変化がある」といった特徴が見られる場合は、早めの受診をおすすめします。
日光角化症(にっこうかくかしょう)
長年にわたる紫外線ダメージが蓄積して生じる前がん病変(皮膚がんの前段階)です。顔・頭部・手の甲など日光を受けやすい部位に、赤みを帯びたざらざらした斑点として現れます。ご高齢の方に多く見られ、放置すると有棘細胞癌へと進行することがあります。治療は液体窒素による冷凍凝固や塗り薬、切除術です。いずれも保険診療で対応できます。
ボーエン病
皮膚の浅いレベル(表皮)にとどまるがんで、有棘細胞癌の前段階にあたります。体幹・四肢・顔などに赤みがかった茶色の斑点として現れることが多く、かさぶた状になることもあります。表皮内にとどまっている段階で治療できれば切除による治癒が見込めますが、放置すると浸潤がん(周囲に広がるがん)へと進行することがあります。治療は切除術が基本で、保険診療で対応できます。
当院での皮膚がん診療
皮膚がんが疑われる場合は、診察の上で切除・病理組織検査を行い、確定診断につなげます。病理組織検査とは、切除した組織を顕微鏡で詳しく調べる検査で、がんの種類や広がりの確認に欠かせないものです。日本専門医機構認定形成外科専門医として、切除の際は傷跡が目立ちにくくなるよう縫合にもこだわって対応します。
より高度な治療が必要と判断した場合は、連携医療機関へご紹介いたします。患者さんにとって最善の選択ができるよう適切にサポートいたします。「がんかどうか確かめたい」「ほくろの変化が気になり始めた」という方も、まずはお気軽にご相談ください。